「宇宙兄弟」最終回、宇宙で描かれたマンガ原稿を公開

「宇宙兄弟」最終回、宇宙で描かれたマンガ原稿を公開

講談社は、長編漫画『宇宙兄弟』の最終回を飾る、世界初となる宇宙空間でのマンガ作画プロジェクトの記録映像を公開しました。『ミッション:スペースコミック』と名付けられたこの企画では、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟内でロボットアームを遠隔操作し、同シリーズの特別編を描き上げました。

Mission: SPACE COMIC 制御パネルインターフェース

本プロジェクトは、JAXAの「きぼう」有償利用プログラムを活用して実施されました。エンジニアとクリエイターは約2年にわたり、6秒の通信遅延や宇宙飛行士の作業時間・使用可能なツールの厳しい制限など、微小重力環境下での作画運用に取り組みました。地球から遠隔操作されたロボットアームが、実際に漫画の1章を描き出しています。

宇宙で描かれた特別編「第425.5話」は、作者・小山宙哉によるフルカラー作品です。この宇宙作画バージョンは、7月22日に発売された最終巻となる『宇宙兄弟』第46巻の特別版に収録されています。

公開された映像では、企画の構想段階から軌道上での作画完了までの全過程が記録されています。小山宙哉のデジタルペンの筆跡が、地上から約400キロ上空のロボットアームへのベクターデータに変換される様子も紹介されています。

ミッション:スペースコミック プロジェクトのタイムライン図

2007年に連載が開始された『宇宙兄弟』は、兄弟・南波六太と日々人の宇宙飛行士を目指す姿を描いた作品です。累計発行部数は3,500万部を超え、マンガ大賞や講談社漫画賞を受賞するなど高い評価を得ており、アニメ化・実写映画化もされています。2026年6月、18年にわたる連載に幕を下ろしました。

『ミッション:スペースコミック』プロジェクトには、講談社をはじめ、クリエイティブエージェンシーのCork、ソフトウェア開発のCelsys、ロボティクス企業のSpace EntryやMenoなど、多数の企業が参画しました。特別映像はYouTubeで公開中です。プロジェクトの詳細および最終巻に関する情報は、公式キャンペーンサイトでご覧いただけます。

出典: PR Times via 株式会社講談社

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